機材

プリもパワーもキャビもマイクもルームも全部シミュレートするOPUS Two Notes レビュー

せっかくいい機材お借りして色々弾いたのでブログを

つい先日、前から欲しかったOX STOMP買おうかなってつぶやいたところ、
斬新れこーず代表のbabiさんから 持ってるので貸しますよ~ って言っていただき、で実はOXよりおすすめなOPUSも持ってるのでどうですか?ってことで色々調べたら 確かに! って思い図々しくもお借りした次第です。

で、お借りするついでに、babiさんと、B’zコピーで有名なテラーニさんと3人で飲んで色々お話出来て楽しかった!
柚子胡椒で食べる九州の料理も本当に美味しかった。機材借りるのにごちそうになったりで本当すみません💦

お二人のピック

ということでOPUSです

そもそもOPUSは何をするための機材か

殆どの人が興味のないかもしれない機材かもしれませんが…一応説明すると
基本的にはキャビネットシミュレーターが本筋。
つまりラインの音をキャビネットで鳴らした音にするのがこれの役目

1.純粋にキャビを鳴らさないで宅録用に使う。
2.ライブでキャビを鳴らさないで直接PAに送るために使う。

上記の他に、このOPUSはDI BOX(ダイレクトボックス)にもなるので、ステージでアンプを鳴らしつつ、PAには内部でキャビシミュを通した音をラインで送れるという機能があります。
※この場合実アンプのキャビにはマイクを立てない

この方法だとステージ上でもキャビからモニターできるし、お客さんに聞こえる外音も自分で作り込むことが可能です。

と3つの特徴を書いたけど、実際は最近の少し良いマルチならオールインワンでこの機能が入ってるので、さらにキャビやマイクのセッティングをつめたい!とかIRだけじゃ物足りないって人だけが欲しくなる機材です。
あとはアナログのプリアンプとかもってる人にはうってつけだと思います。

Torpedo C.A.B. M+とOPUSの違い

まず黒い筐体がカッコいい….w

で色々調べたところ、

  • キャビネットシミュ
  • パワーアンプシミュ
  • マイキングシミュ
  • ルームシミュ(要はリバーブ)
  • IRローダー
  • EQおよびエンハンサー
  • DIボックス(ヘッドアンプの信号は受けれるが必ずキャビネットもつなぐ必要あり)
  • プリアンプ(クリーンのFENDERのみ)

ここまでは前作のTorpedo C.A.B. M+と同じで、これにクリーン以外の真空管プリアンプシミュが加わった+MIDI対応したのがOPUS。多分だけどキャビやマイク、パワーアンプシミュの内容や使われてるD/AコンバータはTorpedo C.A.B. M+と同じかと思います。

ライバル機種との違い

ライバルはOX STOMPやBOSSのIR-200やMOOERとかHOTONEのIRローダーになるのかと思うけど

  • BOSSのIR-200よりほぼすべての面で細かいセッティングが可能(プリアンプの出来は不明)
  • OX STOMPよりキャビの種類が圧倒的に多くプリアンプも搭載して、ヘッドアンプもつなげるし安い
  • その他のIRローダーはIR読み込むだけなので比較にならない

肝になるキャビシミュの部分はOPUSや前機種のTorpedoに搭載してるDynIRという機能が最大の売りで、通常のモデリングとは違い、実際のキャビとマイクを使って数万ポイントキャプチャしたIRを組み合わせ、それがアプリの画面でキャビの種類、マイクの位置や距離や種類を視覚的に動かすと連動してIRが切り替わって再現されるしくみ。
(OXも同じ方式です) 
これがインストールされてる32種類のキャビと8つのマイクで自由に組み合わせでき、さらに有料のキャビネットも多数用意されてます。

また、パワーンプシミュも搭載しておりこれもなかなか秀逸 真空管の種類も選択できます。

逆に最大のライバルのOX STOMPのメリットは、キャビやマイキングは同じ方式同レベルと思われますが、その後に掛けられるスタジオクオリティの1176コンプやEQなどが使える部分にあるのかなと思います。

ただその部分も自分はapolloを使っており、そこで同じコンプやEQが揃ってるのであまりメリットは感じませんでした。

OPUSのプリアンプの出来

ここまで自分的には文句のつけようがない機材なんですが…
多分新しくOPUSから追加されたプリアンプの出来。

ここに関しては、ゲイン高めのプリのマーシャル系も、5150系も正直これは凄い!っていう感じではないかなと思います。 特にOPUSを欲しくなる層の方は、すでに良いプリアンプなりマルチなりを持ってるはずですので、どうしてもこの内臓のプリを使いたい!っていう所までは行ってないかなと思います。

個人的にはあくまでおまけ的な… でも5150系は十分使えますしそれこそキャビ、マイク、EQ、IRで詰めれば他のアンプも良い音は出ると思います。

結局

あまり長く借りるのもあれなので1週間ちょっとお借りしてすでにお返ししたのですが、結論から言うと結局自分でも購入しました!

ただ、プリアンプ機能は使うことがないと思ったので、OPUSではなくひとつ前の Torpedo C.A.B. M+
これが、ある所でOPUSと一緒に並んで2万円ちょっとで売ってて、この値段なら即買いだなということで購入

今後はKemperと組み合わせて色々使ってみたいと思います

よく見ると筐体もほとんど同じなのね

M-Vave chocolate plus ユーザーのニーズを取り入れて改良されたMIDI フットコントローラー

このブログでも何度も取り上げてる小型で安価なMIDIフットコントローラーのM-Vave Chocolate
新しく改良されたplus版が発売されてました。 パッと見の情報だけど色々便利に改良されてるのでそれのまとめ

M-Vave chocolate plus で改良された点

M-Vave chocolate plus で改良された点は2点

  1. USB HOST端子搭載(A-type)
  2. PEDAL端子が6.35mmの標準端子から3.5mmのミニ端子に変更

えっ…たった2点かよと思うかもしれませんが、これは結構というか全く別物くらいの意味を持つ改良点でして、
まずUSB HOST端子が付くっていう事は Kemper Player / ZOOM MSシリーズ / Ampero mini などのMIDI端子を持たない機器と直接有線接続が可能になります。
いままであれこれ面倒くさい設定や他の機器が必要でしたが、それが全く必要なくなる。

またPEDAL端子が3.5mmミニプラグに変わった点も、TRS MIDI接続ができる機器ってほとんどミニ端子なわけで(BOSS GTシリーズとかStrymonのエフェクターとか諸々)いちいち変換プラグが必要なくなるのが大きい。
HX-STOMPやAMPERO IIなど、普通のMIDI端子を持ってる機器とは TRS-MIDI ケーブルがあれば接続できます。(これもほとんどがMIDIーTRSミニプラグなので)

もちろん今まで通りワイヤレスアダプターを使ったワイヤレスMIDI接続も可能なので文句なく素晴らしいコントローラーになったと思います。

弱点はスイッチ間隔が狭いところだけかな….

今のところ日本ではAliExpressでしか購入できないですが、僕は先日みつけてすぐ購入したのでもう少しで到着予定です。 価格も4,000円以下と格安なので超おすすめ。 

ZOOM MS-80IR の出荷は8月下旬以降に変更

公式から8月5日にこう発表されたので、すぐに某楽器屋さんのオンラインサイトで予約したんですが、
昨日メールで 

発売が8月下旬以降になりました また初回ロットは少なめなので次回以降のご案内となる可能性が高いです。

との事…

まあ初回ロットが少な目っていうのはいつものパターンなので良いとしても、5日に上旬発売!って告知してたのが下旬以降にずれ込むって、生産ラインといったいどういう連絡をとってたのか?って思いますね….

なんかMS-50G+の時と同様すっかり熱も冷めてしまったので今日キャンセルの連絡をしました。
流通落ち着いて中古が出始めてから買ってもいいかなと

 

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