Kemper Playerのレビューもまだ中途半端なのにすみません… どうしてもKemper PlayerはこのEVENTIDE H90とセットで完成形と考えていたので💦 Kemper Playerのレビュー③も近々書きます。
ということでH90ファーストインプレッションからどうぞ。↓
前作H9とは全く次元の違うマルチエフェクター
実はH90買う少し前まではH9の黒 H9 DARKも見た目かっこよくて良いなと思ってました。
一緒にループ順の入れ替え可能なBOSSのES-5を買い戻し、ボードを組めば便利かなくらいの考えで。
H9 DARKが中古最安値70,000円、H90がサウンドハウス新品で128,000円
実際購入してみて5万円の差(実際はH90を11万で購入したので4万の差額)以上に、H90にはアドバンテージがあるなとすぐ体感できました。まだ一日触っただけですが、
- アルゴリズムが二つ使える
- 4IN/4OUTなのでセンドリターンでKemper Playerが使え、H90内のルーティングに自由に配置できる
- H9と違って本体での操作も比較的容易(H9はほぼ絶望的です💦)
- VitalAudioのVA-08mkIIの9V800mAで動く
- Tail ONにすると音切れが無く自然に切り替わる
EVENTIDEのアルゴリズムの概念
EVENTIDE製品を触ったことない方からするとアルゴリズムってなんだ?っていう方も多いと思いますが、簡単に言えばアルゴリズム=エフェクトです。あまり難しく考える必要はないと思います。
ただそのアルゴリズムの中にはピッチ系、モジュレーション系、空間系がミックスされたようなアルゴリズムがたくさんあるので、それ一つ掛ければ十分面白く良い音になるっていうプリセットがたくさんあります。
H90で説明すると アルゴリズムの中に複数のプリセットが存在してて、そのアルゴリズムを2つ組み合わさったものがプログラムという形になっています。
カテゴリー分けすると、プログラムの下にアルゴリズムが二つあって、そのアルゴリズムの下にプリセットがある形
プログラム
├ アルゴリズム A (ピッチ系とか)
│ └ プリセット
└ アルゴリズム B (ディレイ系とか)
└ プリセット
この考え方が理解できてれば操作も本体だけでスムーズにできます。逆にここを理解できてないと触ってても全く先に進まないはず💦
4IN / 4OUTによる自由なルーティング
H90の凄さの一つがこの自由なルーティング
内部で二つのプログラムを直列にも並列にも簡単に並べ替えれるだけでなく、4IN/4OUTを使ってセンドリターン的に使用する場合も、その外部エフェクトやプリアンプを自由に配置することができます。
外部含めて3台並列とか、複雑なルーティングも自由自在
今回仮で組んだボードも、H90の中にKemper Playerを入れる形にしたので
H90の二つのアルゴリズムをKemperのプリとポストに一つずつ使うこともできます。
例えば H90でピッチ系のエフェクトを掛けて → Kemperに入ってODとアンプとコーラスとディレイ掛けて → H90に戻ってリバーブを掛けて出力みたいな感じです。
Kemper Playerの弱点であるプリ2×ポスト2っていうエフェクトの制限を、H90と組み合わせる事でプリ3×ポスト3とかプリ2×ポスト4とかにできるっていう考え方です。
音を出してみて
パッと繋いでプリセットプログラムを何個か弾くだけで音の良さはすぐ体感できると思います。
ディレイ、リバーブ、ピッチ系はとにかくすごいし気持ちいい
調整できるパラメーターも膨大で、誰にでもおすすめというエフェクターではないですが、マルチ大好き、機材大好きっていう人なら本当におすすめです。
いろいろ試してみてサウンドのレビューに関してはもう少し詳しくやっていきます。
現時点での懸念点
まだまだ分からないことが多い今の時点では、ライブやスタジオでどのようにアンプやPAに繋ぐか…っていうのがまだよくわかってません。
4つのOUTのうち2つはセンドリターンで使ってるので、実質2OUT
このまま二つステレオでPAに送った場合、ステージ上のアンプにおくるOUT端子が足りないことになります。
まあステレオで送らなければ、PAとステージ上で1つずつ使えるので問題ないけど…
この辺は要勉強です。
それと今回中古でお店から安く購入したのですが、前オーナーがユーザー登録解除してなかったようで、現状エディターもアップデートも使えない状態です💦 購入したのがBIGBOSSなので大丈夫だとは思いますが、このままだと非常に不便だなと…
とりあえず今のところそのくらい。
また近々いろいろ書いてみます。