手放した機材のレビュー① マルチエフェクター・アンプシミュレーター編

ここ数年、結構買っては売り買っては売りを繰り返してるマルチエフェクター
手放す理由も色々で、気に入らなかったり不満があったりというよりは、新しいものを試したいとか、どうしても欲しいギターが…とかの理由が多い感じ。 買う時はちゃんと吟味して買ってるので、これは大失敗だったなとかいうのは特にないし、比較的リセールバリューも高いのであまりお金も使ってないのではないかと思います。
多分…w

とりあえず動画を始めたくらいから購入したマルチですでに手放したものを順に

BEHRINGER X V-AMP

まだAmazonで中古買えるのはびっくりですがw 当時も多分ネットで新品7,000円くらいだったのかな?
これが最初に買ったアンプシミュレーターだと記憶してます。
ペダル一体型で、ハイゲインアンプのモデリングだけなら当時一番売れてたPOD2にも負けないくらい良い音でした。 ただしインターフェース機能が無いのが残念。
最後はアダプターが壊れたので誰かにあげたと思うけど忘れましたw
ニコニコ動画とかYoutube初期にあげてた動画(CanonRockとかJet to Jetとか)は全部これで録ってます。

BEHRINGER V-AMP3

XV-AMPのアダプターが壊れてだめになったので、新発売だったこれをすぐネットで購入
モデリングも進化してたし、インターフェースも別途付属、フットスイッチも追加可能。
確か新品で7~8,000円
とても気に入ってたので2年くらい使った気がします。 最終的にはお友達にあげました。
スタジオのマーシャルリターンに入れてモデリングを使えば多分最新機種とそんなに遜色ない音が出るしいまでも十分使えると思う。 結構Phaserとか良かった記憶

LINE6 POD HD500

渋谷のKEY楽器で購入
V-ampから一気にスイッチ沢山のマルチに変更
多分東京来て、ライブやセッションをするようになってこういうタイプが必要になったのかな?…
モデリングの出来は一気に2段階くらい上がって、特にENGLのモデリングを一番気に入って使ってましたね。
ただし本体の操作性は見た目より全然面倒だった記憶。 それとやっぱり重くてデカい..
いまでもサウンドは十分通用すると思うので安くてスイッチ沢山あるマルチが欲しいなら全然ありだと思います。
インターフェース機能も有

KEMPER買うまではずっとメインだったのでPODは結構動画アップしてます。
コンテストに応募したJAGUARも全部POD HD500のENGL

BOSS GT-1

GT-1はまだ現行機種なので新品で買えますね
確かこの前にKemperのヘッド型を購入して今もメインで使ってます。
当時ここまでコンパクトなオールインワンは無かったと思うので、発売後すぐに注文
モデリングの音も良いし、空間系も良いし、BOSSなのでアコースティックシミュも素晴らしい、アンプのINPUTに挿しても、リターンに挿しても使えるのは〇、電池駆動も〇
反面、BOSS独特の操作性はお世辞にも良いと言えず、ついてるインターフェースも今一で結構音変わります。
踏んだ感触が鈍いスイッチも意味不明だし、間隔が狭いので同時押ししてルーパー起動したりする事故も結構多発してましたw でもセッションとか荷物軽くするときには最高ですね。
最初に買うマルチとしては良いと思います。
確か1年くらい使った後お友達に売りました。

MOOER GE200

この辺から順番も怪しいけど… このアルミの削りだしボディがカッコよく、見た目で買ったMOOERのGE200
思いのほかモデリングは素晴らしく、PLEXI/5150/ENGLの三つはBOSS GT-1より格段に良かった記憶
というかこの3つのモデリング以外使ってないかも💦
ただし空間系はGT-1の勝ち、エクスプレッションペダルの踏み心地も今一
操作性は圧倒的にGE200、それと一番良いポイントは L/RのバランスアウトでキャビシミュON/OFFをそれぞれ設定できること。これによって現代風のPAにはキャビONで送って、ステージ上のアンプリターンにはキャビOFFで送れる設定が可能。
いまGT-1かGE200どっち使うかといったら断然こっちかな。
これも最後はお友達に売りました。

LINE6 HX-STOMP

この辺からマルチの値段もぐっと上がってきた記憶
ESPで予約して発売日にすぐ購入。少し安くしてもらって60,000円ジャストくらいかな? いまの価格よりだいぶ安いですね。
POD HD500に比べるとモデリングの質がぐっと上がって、使える音がめちゃくちゃ増えた印象
コンパクトなのに拡張性が凄く高く、タッチパネルが無かった当時としては操作性もギリギリなにも見ないでも設定出来るくらいのレベル。
ただし個人的なイメージは、どのモデリングも良くて70~80点くらい評価、これで90点とか100点のサウンドが出せるかという自分には出来ませんでした。(あくまでKemperと比較しての印象)

ボードに入れても単体で使ってもいいスタイルの走りだけど、かなり後発の2機種(GT-1000CORE / Ampero II STOMP)にも負けない機能とサウンドなので今買っても十分メインで使えると思います。

当時はMIDI部分がまだ弱く、スナップショット選択時にMIDI送信できなかったのが残念でしたが、今はアップデートで改善されてるとの事。

2年くらい使って最後ヤフオクで63,000円くらいで売ったので実質ほぼ0円

EVENTIDE H9 MAX

HX-STOMPとかKemperと組み合わせるために買ったモデリングのないマルチエフェクター
購入した時は所謂無印のH9でしたが、のちにMAX OUTして全てのエフェクトを使えるように追加。
それぞれのエフェクトの質は流石に高く、特にデジタル系のディレイやリバーブ、後はピッチシフターやハーモナイザーは多分いまでも最高峰だと思います。反面アナログ系のフェイザーとかフランジャーとか、アナログっぽいディレイとかは全然使う気になれない感じ。 全てのエフェクトが凄いかと言われると決してそうではない気がします。

また、本体の操作性はいままで持った機材の中でも最悪で、今何を選択してるのかもわかりづらいし、微妙な調整も難しいしスマホアプリが無いとほぼ絶望的w

ただ一般的にいわれてるエフェクト(アルゴリズム)が一つしか使えないっていう点は大した弱点では無く、コーラス+ディレイ+リバーブを同時使用してそれぞれルーティングまで調整出来るSPACE TIMEとか、ディレイとリバーブ、ピッチシフターとディレイ、コーラスとディレイ等が一緒になったアルゴリズムも沢山あり、それ一つで空間系をカバーするような内容になってます。
後にAxeが欲しくてその資金用にヤフオクで売却

FRACTAL AUDIO AXE-FX II markII

どうしても一度使って見たくてAXE-FXIIIが出てしばらくしたタイミングでお友達から購入
想像通りどのモデリングも、どのエフェクトも素晴らしいクオリティで高音質
特にアンプサウンドは実機の雰囲気を残してHI-FIに綺麗なサウンドにしたっていうイメージ
プレキシとかも全然似てなくて嘘くさいけどwめちゃくちゃ弾いてて気持ちのいい音になってます。
これはKemperにもLine6にも無い感じで、いい意味でデジタルな綺麗な音です。 好きな人には凄くハマるのではと思います。設定できる項目も多い、というか多すぎるw
 
悪い点は、本体の操作性が他と比べると最悪に近いレベル…、あとはもちろん重い、というかFRACTALの製品ってどれもツアーをするようなプロユースを第一に考えて設計されてるので、コンパクトなFMシリーズだって超重いし頑丈です。

自分が出したい音が明確にある人、FRACTALのHI-FIな音が好きな人には素晴らしい機材。
いまならAXE-FX IIは10万以下で買えるのですが、機能や出せるサウンドは今でも最高峰に近いと思います。

これは確かヤフオクで売ってレスポール買う資金になりました。

MOOER PREAMP LIVE

アンプ特化型でコンセプトとしては凄く面白いし、スイッチも4つあってMIDI制御できて、KEMPER的なキャプチャ機能もある。 サウンドも使える音が多い。
なんで売ったのか忘れましたが、結局HX-STOMPなどと組み合わせて使う想定で買ったけど、そっちの内蔵のモデリングと大して差はないしいいかな…っていう感じだと思います。

BOSS GT-1000CORE

確か石橋楽器のオンラインストアでアウトレット52,000円くらいで購入

HX-STOMPのMIDI関連の弱さがあって売った後にこれを買ったのかな?
GT-1との比較になるけど、モデリング、エフェクトの質、操作性共に大きく向上
期待したMIDIももちろんBOSSなのでパーフェクト、見た目もカッコよく、拡張性も抜群、音切れもほぼ無い

悪い点はキャビシミュがいまいち、IRは読み込みにやたら時間が掛かるし数が少ない(16個)、ライバルに比べればまだまだ操作性も悪いし(BOSSに慣れてる人ならいいかも)、モデリングは良い音は出るけど結構すぐに飽きる音(これは個人の印象)で、デジタル的だけどFRACTALの感じとは全く違う。

結局半年後くらいにお友達のAMPERO II STOMPと無償交換w

HOTONE AMPERO II STOMP

GT-1000COREからの流れで手に入れたAMPERO II STOMP
見た目が白でカッコよく、モデリングアンプの出来も素晴らしい、エフェクト系も想像よりずっと良くて、中国メーカーのイメージを覆すレベルでかなり頑張って作られた製品
特にHOTONEの製品は、中国メーカーの中でも他の真似やコピーだけでなく独自のアイディアで面白い商品が結構ありますよね。SOUL PRESSとかAMPERO CONTROLとか。 なのでとても好きなメーカーです。
タッチパネルも大きく反応もスムーズだし2IN2OUTな所も素晴らしい、あとは後半アップデートで入ったSOLDANOとかDIGITAL DELAYとかのHQマークがついたモデリングとエフェクトの出来は秀逸。これがもし沢山増えるようだと本当に長くメインで使える機材になりえるんじゃないかと思います。

弱点はMIDI
MIDI OUTを装備してるにも関わらず、AMPERO自体からMIDI信号を発信することが出来ないw 受けもしくはスルー専門です。それとLINE6等に比べてアップデートが極端に少ない。センドリターンの音質もいまいち。コーラスが少ない。あとは細かいけどエクスプレッションペダルでWAHを設定した時、足を動かせば自動でWAHがONになる設定が出来ない。これは僕にとっては結構重要な機能だったので残念。


HX-STOMP / GT-1000CORE / AMPERO II STOMP  のライバル3機種でいうと本当にいい勝負だけど
これからまたどれか一つ貰えるっていうならやっぱりHX-STOMPかな… アップデートが強いっていうのはやっぱり素晴らしい。

 

IK MULTIMEDIA TONEX PEDAL

PREAMP LIVEと同じようなコンセプトの進化型
今だと僕が注文中のKemper Playerにも近い感じ。ただしこちらはアンプ特化型。

もともとIK MULTIMEDIAのAmplitubeはブラグインで何度か使ったことがあるのですが、正直UADとは全く比較にならないほど自分には合わなくて、このペダルが出た時も最初は全く興味ありませんでした。
お友達にスタジオで弾かせてもらって おお!これはありだな と思いネットで購入
プリセットはほぼプラグインの音がしてガッカリしてたのですが、ユーザーがアップしてるアンプの中には素晴らしいものも沢山ありました。 

ただTONEX PEDALとAMPLITUBEとTONEX MAXの連携とか関係性とか、操作性は全然馴染めなくて、本体でもよくわからない感じで1週間くらいで全く触らなくなってしまった感じ。後は地味に音をライブラリーから選んでる時にクリックしてすぐ弾ける状態にならないのはかなり痛い。 KEMPERのようにいちいち保存しなくてもどんどん試奏していけるようじゃないと膨大な量のファイルからアンプ選びに時間が掛かり過ぎて勿体ない。

このペダル+空間系マルチは現時点で考えても最高に近いと思いますが、音選びやPCソフトの使い勝手が苦にならない人向けです。 音のポテンシャルは高いです。

 

MOOER PRIME P2

この前紹介したのにもう売ったのかwって感じですが… やっぱり使う場所がありませんでした。
このモバイルバッテリーのようなサイズで、モデリング、エフェクト、インターフェース、ヘッドフォンアウト、MIDI、バッテリー内蔵、リズムマシン、チューナー、ブルートゥース….と驚くほどの高機能
コンパクトなボードに組んでMIDIで制御して使おうかと思いましたが残念ながら一回スタジオで使って、家で2~3回使ってあとはしまってました。
マーシャルのリターンに挿せば素晴らしい音が出るし文句ないんですが、こんな見た目であらゆることが出来るとなるとなんとなく悲しくなってw ロマンが無いな…という感じ。
これがもう少し従来のエフェクター的な形で、フットスイッチが一つでもついてたら絶対ずっと使うレベルの機材だったと思います。  残念
アリエクスプレスで21,000円で買ってヤフオクで20,000円で売却

ZOOM MS-50G+

11月ごろ?予約開始ですぐに申し込むも、結局購入できたのは2月の御茶ノ水下倉楽器
もう待たされすぎてかなり冷めてたし、内容も調べつくしてたので正直殆ど触ってませんw
何故ライン出力を無くしたのか、何故フットスイッチは踏みやすくするのにMIDIは頑なに拒むのかわかりませんが前作同様大ヒットなので需要はあるのでしょう。 見た目は個人的に好き。
エフェクトの質も恐らくよくなってはいるのでしょうが、四つのツマミは超動かしにくいです。
12990円で購入後わずか数週間の命、ヤフオクで13,800円で売却

 

 

最後に

気軽に書き始めたのは良いけど思いのほか使った機材が多くて書くのに1時間くらい掛かりました…💦
どれも良い所悪い所あげましたが、あくまで個人的な感想なのでもし詳しく気になる方はコメントとかメールでご相談ください。

来週くらいにはKemper Playerもくるし、それによってはEVENTIDEのH90も欲しいなと思ってます。あわせてレビューできれば!

手放した機材② ディストーション・オーバードライブペダル編も書きました

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コメント

  1. うた より:

    大変面白く参考になりました。

    今のマルチは歪み面が本当に良くなりました。各メーカーの特徴がそれぞれあっね好みは別れるでしょうが、音が良いのは当たり前になってるので、あとは自分の感覚を落とし込めれるか、どれだけやりたい事ができる機種なのかで選べる時代になったなと感じております。

    質問ですが、amperoのHQはそれまでのものとはやはり違いがありましたか?

    1. tapgym より:

      ありがとうございます^^
      仰る通り今のマルチのシミュはどれを選んでも良い音が出ますね。あとは本当に好みでして、長く使うなら見た目や操作性等他の部分を重視しても問題ないくらいだと思います。
      AmperoのHQモデリングに関しては、直接古いモデリングと切り替えて比較できるので違いが分かりやすいです。HQのほうは明らかに解像度が高くクリアに聴こえます。ただこれがどこまでアップデートで揃えてくるのかが全く未知数なのと、アップデートスパンが長いのがネックですね💦

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