コンパクトで超高性能だけどMOOER PRIME P2はマルチエフェクターなのか?

12月の半ば過ぎてもMS-50G+が届く気配なく、待ちきれず購入したMOOER PRIME P2。
アリエクスプレスで中国発送でも年内には届くだろうって思ってたんですが
年も開けてしまいようやく昨日到着…

色々順を追ってレビューしていきたいと思います。 とりあえず第1回です

購入価格

国内代理店の価格で3.5万~くらい
もちろん性能を考えれば決して高くはないと思うのですが、試奏もせずに気軽に買うにはちょっと気が引ける値段
アリエクスプレスだと7~8千円安く買えるのは知ってたのですが、いざ購入時にもう一度見てみたらなんとさらに安くなってて2万円丁度で買えるようになってました💦
この価格差だと保証やアフターなど考えてもなかなか厳しい差だと思い、アリエクスプレスで購入。

で、届いて緩衝材に包まれた袋を開けると写真の通りこのままでてきましたw Youtubeのレビューみるとスマホみたいな箱に入ってるはずがそのまま💦 お店に問い合わせたら送料を安くあげるために箱は付けてませんとの事…
まあしょうがない。箱が必要な人は日本のお店で買いましょう! 

デザイン

どうなんでしょうこのデザイン…
洗練されてカッコいいとも取れるし、エフェクターっぽくなくていまいちとも感じる? なかなか難しい所
個人的には、筐体がプラスチックな所が残念、これでスチール製でフットスイッチ一つでもついてくれてたら100点満点の機材だったなと… あ、あとMIDI OUTも

持った感じも非常に軽く、重さ150gくらいしかないのでどんなペダルより軽いです。

接続端子 / 拡張性

端子類
■ ギター用のインプット端子
■ ステレオ対応のTRSアウトプット端子
■ ヘッドフォン端子
■ 充電用+インターフェース用のUSB-C端子
  (PCはもちろん、OTGに対応してるのでスマホにも直接繋いで録音もできます。)
■ TRS MIDI端子

この小さい筐体でオーディオインターフェース機能、MIDI制御用の端子、ステレオ出力、ヘッドフォン端子までついてるのはかなり驚異的だと思います。

左からINPUT – HEADPHONE – OUTPUT(OUTはステレオ対応)
電源 – USB-C – TRS MIDI端子

それと、本体にバッテリーが内蔵されてるので満タン充電で約5時間使用可能とのこと。
本体のケースはカパッと開けられるようなので多分最悪バッテリーが逝っても交換できるはず…💦

本体の操作性

別売りでワイヤレスフットスイッチGW4っていうのがあるんですが、本体にMIDIがついてるので自分は購入しませんでした。別途MIDI対応のフットスイッチで動かそうと思ってます。(動作は確認済み)

本体の操作は前面についてる小さいタッチパネルで行います。(電源はサイド)

スマートウォッチ風のタッチパネル
下にスワイプすると ブルートゥース – ワイヤレスフットスイッチ – チューナー – マスターボリューム

操作できるのは、
・バンク切り替え(20バンク)
・A~Dのプリセット切り替え(20バンク×4なので80プリセット)
・下にスワイプすると写真のような設定画面が出ます。

オレンジのボタンをタッチするとチューナー起動

これは多分欠点というか残念な点ですが、本体ではプリセット内のエフェクトの操作は一切できません。
全てスマホもしくはタブレット(iOS/Androidどちらも対応)のエディターで操作する形になります。
MIDIやドラムマシーンその他設定も全てエディター経由です。

裏は最初にエディター使う時に必要なアクティベート用QRコード

エディター

MOOERも色々マルチやエフェクターを開発して長いので、PRIME P2のエディターもしっかりした作りで操作性も抜群です。

左から 最初のデバイスサーチの画面 – メインのエフェクトルーティングの画面 – エフェクト選択画面
メインミキサー – 全体の設定画面 – MIDIセッティングの画面

MIDIコントロール

PRIME P2を購入する上で一番のポイントになったMIDIについても少し

TRS-MIDIのケーブルで通常のスイッチャーやMIDIコントローラーならほぼ何でもPRIME P2を操作することが可能です。 ただし基本的にPCではなくCCで制御するのでCCを送れる機器に限ります。
CCの割り当てに関しては全て Learning の形式なので、

・PRIME P2とMIDI機器を接続した状態
・かつ予めMIDI機器のスイッチにCC00~を割り当てた状態(どのスイッチを踏んだらどのCCナンバーを送るか)
・エディターのMIDI設定画面を開いて割り当てたい機能のLearningボタンをタップ
・MIDI機器のスイッチを踏む

これで自動的に認識して割り当てられます。
覚えてしまえば簡単なんですが、MIDI CCのLearningをやった事ない人は上記の手順を守ってやってみてください。 

MIDIでコントロールできる範囲

プリセットチェンジ、バンクチェンジからチューナーの起動やルーパーの機能など色々MIDIでコントロール可能なのですが、1点だけちょっと制限があって

20バンク×4の80プリセットすべてを自由に呼び出せるわけではない

同バンク内のA~Dは自由に呼び出すことが可能だけど、バンクを飛び越えた呼び出しは出来ません。
例えば4つフットスイッチがあって、 1-A / 1-B / 1-C / 1-D という並びでは呼び出せても
1-A / 1-B / 2-C / 3-A みたいな配列に出来ないという事です。バンクを替える場合は別途フットスイッチにバンクの上下を割り当てて変更するか、本体の画面を右or左にスワイプして対応する形になります。

 

 

第2回は音とかその辺色々レビューしていきます。
ファーストインプレッションではモデリングもエフェクトも十分なサウンドでした。
全然期待してない、というか使う予定の無かったモデリングアンプも、とくにハイゲイン系は素晴らしい出来だと思います。

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