リキッドプロファイリングって? Kemper OS アップデート ver.10.0.0 Beta

春ごろにアナウンスがあったKemperの大きなアップデート
目玉はUSBオーディオインターフェース機能とリキッドプロファイリング

インターフェースはver.9.0~で、リキッドプロファイリングはver.10.0~でついに実装。(まだBeta版ですけど)

リキッドプロファイリング

リキッドプロファイリングを簡単に説明すると、
いままでプロファイル後のAmpセクションのGAIN変更やTONE変更は、あくまでKemper側で補正する形でした。
他社のモデリングや、実際のアンプの挙動とは違い、そこをいじり過ぎるとどんどん本来のアンプの音とかけ離れていくのがKemperの弱点でした。ですので基本はプロファイルしたそのままで弾くのが前提(TONEやGAINは)。

これを今回のアップデートで実際のアンプの挙動に近いものにする、というのがリキッドプロファイリングです。

予め、Kemper側で有名アンプの挙動をシミュレートしたリストを用意してくれてるので、
その一覧にあるアンプであればかなり本物に近い挙動になるとの事です。

Ver.10.0.0 Beta版インストール

早速Beta版ですがインストール
(Beta版のインストールは KemperのDLページへ行き、OS beta にカテゴリを合わせてダウンロード、binファイルをUSB経由で本体にインストールします。不安な方は正式版が出るまで待ちましょう)

インストール後、適当なリグを選んでAmpセクションをクリックすると、いままでになかった Amp Model という項目が出来てました。 これをクリックすると以下のように Kemper側で 用意してくれたAmpの挙動がシミュレートされてる一覧が表示されます。

操作しているリグのプロファイル元アンプがこの一覧にある場合はそれを選択。
この画像の場合は丁度FRIEDMAN BE-100のHBEモードでしたので、 Fried Man H+B+Eを選択

こんな感じで選択したアンプの挙動シミュレートが入る形になります。

TONEやGAINの設定

実はこれでTONEやGAINの設定が本来のアンプと同じ挙動になるわけではありません。(現状まだKemperのマニュアルにも載ってないのでこれは想像ですが…)
このリストを読み込んだ状態から、なんらかの方法でプロファイル時のGAINとTONE4つの設定を合わせることで正確に挙動を再現するかたちになるのだと思います。
※どうやってその元の数値を設定するのかは公式のアナウンスを待ちたいと思います

プロファイリング時に GAIN 14時 / BASS 12時 / MIDDLE 12時 / TREBLE 14時 / Presence 9時 だったなら、それにあわせて上のアンプセクションのGAINとTONEを設定する?

ただ現状そこまでプロファイリング時にメモしてる人もほぼいないでしょうから、この機能をフルに活用するのであればもう一度プロファイリングするのが一番になると思います。
逆にこのリキッドプロファイリングの挙動が素晴らしければ、プロファイリング時に、GAINは任意でTONEは全て12時とかにしても、あとは調整が効くということになるので、なかなか素晴らしい事になるんではないかと思います^^

現時点でリストになっているアンプ一覧

FENDER Twin Reverb 2チャンネル
FENDER Deluxe Reverb 2チャンネル
FENDER Vibrolux Reverb 2チャンネル
FENDER BassMan 2チャンネル
VOX AC-15 TOP BOOST
VOX AC-30 2チャンネル
ROLAND JC-120 2チャンネル
MARSHALL JTM45 2チャンネル
MARSHALL PLEXI 2チャンネル
MARSHALL JCM800
FRIEDMAN BE-100 3チャンネル
ORANGE Amp 2チャンネル
MESA BOOGIE Dual Rectifier 2チャンネル
SOLDANO SLO100 4チャンネル
PEAVY 5150

人気のアンプはかなり網羅してますが、恐らく今後 SuhrとかENGLとかDIZELとかケトナーとかの人気あるアンプはリストに追加されるのでは?と思われます。

ということで近々NOAHのスタジオに行ってまた一からプロファイリングしてこようと思います。

このリストにあるFRIEDMAN BE100やSOLDANOのSLO100は都内のNOAHでも借りれます↓

スタジオNOAHで借りれる珍しいハイゲインアンプ一覧
https://www.tapgym.info/archives/982

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