演奏動画におけるカメラのお話

昨日ツイッターで演奏動画に使うカメラやレンズの話をしたら結構気になる方が多いようで色んな反応がありました。僕はカメラはまだまだかじった程度なので詳しい話は出来ませんが、自分なりの基準みたいなのは出来てきたので、これから購入を考えてる方や、スマホから変えてみたいと思ってる方向けに少しブログでまとめてみます。

カメラって高い?

レンズが交換できる一眼のカメラってやっぱり高い?っていう印象があるんだと思いますが、そんな事ないです。

もちろん上を見ると切りがないですが、例えば趣味の演奏動画をフルHDで撮影するという事だけ考えると、撮れる映像自体は中古で2万以下で買えるものと、ボディだけで何十万するのでも素人目にそこまで大きく変わりません。

例えば僕が持ってる二つのカメラを例にすると

メインのカメラは Panasonic製 LUMIX DC-G9pro 発売時の新品は20万 / 現在の中古は10万くらい

サブのカメラは同じく Panasonic製の LUMIX DMC-GF7 発売時の新品は5万くらい / 現在の中古は1~1.5万くらい

両機種は同じマイクロフォーサーズというレンズ規格の機種なので同じレンズが使えます。
これに Panasonic製の単焦点 20mm(フルサイズ換算40mm) / F1.7 (中古で1~1.5万)というレンズをつけて比較

撮影条件は共に
F値 1.7開放  SS 1/100  ISO 1600  フォトスタイル スタンダード  FullHD 60フレーム
出来ればクリックして大きい画面で見比べてみてください。

どうですかね?字幕つけなければどちらが高いカメラなのかわかる人って殆どいないんじゃないかと思います。
むしろ安いGF7のほうが少しコントラスト強めに出てるので色が綺麗に見えるかもw


もちろん高いほうのG9proには4K10bitで撮影出来たり、フレームレートを180Pにして滑らかなスローモーション動画を作れたり、Log撮影といって後から色味を綺麗に調整出来たり、手持ちでもブレない強力な手振れ補正がついてたり、暗い所でもノイズが乗りにくい高感度耐性があったり..etc  その他豊富な機能がたくさんついてます。

ただし、演奏動画で使うような カメラを固定して、照明を当てて、フルHD60フレーム 程度の動画撮影に限ると殆ど差は無かったりします。 

結論を言うと出てくる映像で重要なのはボディよりも使用するレンズという事になります。 

演奏動画には明るい単焦点レンズ

演奏動画には”明るい単焦点レンズ”を使う

※明るい = F1.2とか1.4とか1.7とかF値が低いものほど明るく、ピントの合う範囲が狭くなり背景がボケやすい
※単焦点レンズ = 焦点距離が固定でズームしないもの

これが一番重要で、例えば高いカメラを使ってもレンズがF3.5~F5.6くらいのズームレンズだと
おそらくiPhoneなどの最近の高級スマホで撮ったほうが綺麗な映像に見えると思います。

お勧めは 焦点距離 15mm(フルサイズ換算30mm)~25mm(フルサイズ換算50mm)くらい

15mm 画角が広いのでカメラを手の届く範囲に置いて撮影できます。ただし背景ボケはほんの少し少ない
20mm 手の届く範囲に置けて、背景のボケも十分
25mm 画角が少し狭くカメラを離れた位置に置く形 背景のボケは大きい

共にF値の明るいもの選ぶというのが条件です。

僕のこの動画は全体の映像は 25mm/F1.4で 手元のアップは 20mm/F1.7で撮った映像

最初に買うおすすめのカメラとレンズ(演奏動画用)

カメラも色んなメーカーがありますが、僕はパナソニックをメインで使ってるので他のメーカーの事はここでは候補にあげません。(わからないのでw) 

※一般的には キャノン、ニコンはプロのカメラマンが、ソニーはミラーレス一眼はとても売れててこれもプロの方が沢山使ってます。あとはパナと同じマイクロフォーサーズ規格のオリンパス、他にも富士やペンタックスもあります。パナソニックはミラーレス一眼で動画という部分に特化した形で売れてますが、カメラメーカーとしてはかなりマイナーです。

とカメラの話をすると切りがないので、あくまで演奏動画用で自分が使ったことあるお勧めのセット

それとお勧めしてる 20mm / F1.7のレンズはあくまで固定動画や動きのないテーブルフォトみたいな静止画にはとても良いですが、オートフォーカスがクソみたいに遅いので写真用のレンズとしては万能ではありません。むしろ厳しい…w

LUMIX GF7+20mm / F1.7レンズ

これだとヤフオクで相場を見ると ボディが1~1.5万 レンズも同じく1~1.5万で揃います

メリットはとにかくコンパクト、だけどミラーレス一眼なので大きいレンズももちろん付けられます。
背面ディスプレイもチルトして被写体側に向けられるので自撮りも楽です。

デメリットは物理的なボタンが少ないので操作性が悪い。マニュアルにしてF値を1.7にして、シャッタースピードを1/100にして、ISOの値を設定して、フォトスタイルを決めて、ピントを合わせてって…初心者にはこれだけでかなり難しい操作になりますw レンズ以外の拡張性もあまりないので、仮にカメラが楽しくなってきたときにメインで使うのはつらくなってくると思います。

LUMIX GX7mkII + 20mm / F1.7レンズ

ヤフオク相場 2~3万 レンズ 1~1.5万

メリットはこちらも比較的コンパクト、スマホで遠隔操作しながらプレビュー可能、4K/30Pで撮影可能、HDMI端子からパソコンに出力(HDMIスルー)できるので生配信にも対応、例えば良いカメラを買った後でもサブ機として十分長く使えるスペックです。写真も綺麗に撮れます。 僕も欲しいですw

デメリットはディスプレイが被写体側に向けられないこと。同じく物理的なボタンが少し少ないので設定はそれほど簡単ではない事。

LUMIX G9pro もしくは GHシリーズ

最初から長く使えるのを買いたいという方は僕と同じG9proや動画のフラッグシップのGHシリーズを買うと良いと思います。レンズも 25mm / F1.4とか 42.5mm/F1.2とかの高級レンズを使うと物凄く綺麗に撮れると思います。
ともにLog撮影にも対応してるので映画見たいな雰囲気の動画も撮れたりします。

これは前にもってたLUMIX G99に42.5mm/F1.7を付けて4KでLog撮影して後から色調整したものです。
明るいレンズだとライブハウスの暗い中でも結構綺麗に撮れます。

ということで素人目線ですけどカメラの話をまとめてみました。撮影方法とかその他なにか質問あればコメント欄かSNSでリプライしてくれれば、僕のわかる範囲でお答えします。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す